2016年 ANOTHERを終えて
今回のANOTHERを終えて感じたのは“世代交代”
3年前のANOTHERを観劇してないので詳しくはわかりませんが、入水自殺をしたキョウヘイはレンに重なる部分が多かったように感じました。
ジョウは物語のキーマンとして3年前にはなかった新しい役。
本編とショータイム合わせても、ソロ曲があったのは向井・西畑・大西・室、そして恭平。Brotherは向井・西畑・藤原。
Brotherは室→藤原に変更されたのかなと思いました。関ジュのメイン組といわれる4人の中で、明らかに龍太くんだけ出演が少なかった。
龍太くん担当の私としてはとても複雑でした。
龍太くんは演技も安定感があり、歌もダンスもこなす“ベテラン”
もう1度、文一くんと龍太くんでVeteranを名乗っても良いのではないかと思います。ですが今の関ジュはユニットとして戦うのではなく、1人1人がライバルなのだと思います。
正直、今のままでは丈くんにあっさりあのポジションを譲ることになると思います。
本人は殺陣などに興味があるそうなので、殺陣を習得するだけでもこれからの活動に大きな武器となるはずなので頑張ってほしいです。
そして最も気になったのは流星の扱いが(言い方は悪いですが)酷くなってきていること。
2012年7月に入所し、1ヶ月後には松竹座でなにわ皇子としてステージに立っていた流星。レギュラー番組も決まり連ドラにも出演し、事務所から期待されているんだろうなというのは誰が見てもわかるような状態でした。
ここで話は変わりますが6年前、いわゆる「黄金期」と言われた時代と現在の関西Jr.のポジションを比べてみました。
◎B.A.D.→西畑大吾(・向井康二)
今の関ジュは大吾が1人で全てを背負っているように思います。そんなに背負ったら潰れてしまうのでは、と思うほど。康二はライバルに大吾の名前をあげていますが、最近は相談もするようになった、と言っていました。
ですがどうしても大吾と康二がシンメとは考えられない部分もあります。これから先、2人が切磋琢磨したらどのようになるのか楽しみです。
柊真が別の道に進み、紫耀が上京した今、康二には相方と呼ばれる人はいないように思いますが実は龍太くんとのコンビはすごく相性が良いと思います。
Battleを見たからかもしれませんが、(最近康二はあまり見ませんが)アクロバットも歌もコントもできる2人はBOYSに近いものを感じます。
◎Veteran→FUNKY8
VeteranはB.B.V.と同じ括りでも決して扱いが良いとは言えませんでした。それはFUNKY8も同じです。
実力は充分、ファンも多いですがB.A.D.やBOYSと並ぶと何故か扱いに差をつけられる。後ろからは7WESTが追いかけてくる。
Veteranを応援していた身としては腐ることなく踏ん張ってほしいです。
◎7WEST→大西流星・道枝駿介・長尾謙杜・高橋恭平
流星は神ちゃんとしげを上手くミックスしたような感じです。神ちゃんのように実力派でしげのような絶対的エース。道枝長尾高橋は安定感もありますし、もしこの4人が同じグループになったら上手く流星を支えて高めあうことができると思います。
◎GangStar→☆福福大吉いおとわせー☆
いわゆるDKラインの7人。(個人としては楽くんも入っていいのではと思うのですが。)
この7人はとてもバランスが良いと思います。歌える宏志朗くん、ギャガー大晴、頭脳派怜爾くん、楽器ができる廉くん、後輩からの信頼がある伊織、アクロバットもダンスもこなす柊和、頭角を現してきた晴太朗。この7人もGangStar、FUNKY8のようにダンスを固めたら凄い一体感になるはずです。
◎shadowWEST→正門良規・赤名竜乃介・小島健(・吉岡廉)
2010年頃に康二を中心として結成されたグループ。康二のように1人だけ単独で推されているわけではありませんが、こじけんがメインになりつつあるのかなと思います。バンド括りになると吉岡が入りますが、今回のANOTHER限定になりそうです。
ここで再び流星の話に戻ります。
―『デカイ壁ってイメージはあったな。常に関西の第一線を走ってて。そこを超えたいって気持ちは常にあったんですよね、俺もメンバーも』
―『下からは、Kin Kan、なにわ皇子の足音が聞こえるっていうか、勢いつけてきてて。なんか焦りが、めっちゃありました』
上は重岡が関ジュの兄組(B.A.D.)について、下は後輩について10000字インタビューより。
今の流星はまさにこの状態ではないかと思います。
昨年春の松竹座では14年組に対して「複雑だ」と文一くんだけに話していました。
上を見上げれば大吾、康二、龍太、先輩であるFUNKY8がいて、後ろからは道枝達14年組が追いかけてくる。
あんなにしっかり自分を持っている流星も15歳の中学生です。柊真がいなくなった前後に少しブレている時期があると感じましたがそれは彼の中だけの焦りだったのではないか。
思い返すとそのように感じます。
これからジャニワ、クリパと大きな活躍の場がある関西Jr.
14年組はどこまで追いつけるか、龍太と流星はどうやって踏ん張るか。
楽しみです。